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松本まりか（エーチーム）憧れのお姫様役に「子どもの自分に見せてあげたい！」

松本まりか

公開中のプリキュアシリーズの劇場版最新作『映画トロピカル〜ジュ！プリキュア雪のプリンセスと奇跡の指輪！』。プリキュアシリーズ第18弾の「トロピカル〜ジュ！プリキュア」（以下、トロプリ）と第7弾の「ハートキャッチプリキュア！」（以下、ハトプリ）のコラボが実現した本作で雪の国・シャンティアのプリンセス・シャロン役を務める松本まりかさん（エーチームグループ・エーチーム）。

子どもの頃、「プリンセスになりきっていた」と話す松本さんに、作品のお気に入りポイントや雪の思い出、伝えたいメッセージなどを伺いました！

映画トロピカル～ジュ！プリキュア

■ 「夢を持ち、がんばれば叶うと信じてほしい」

── プリンセス・シャロンを演じた感想をお願いします。

松本まりか：
シャロンは、心に抱えているものがある二面性のあるキャラクターです。普段はプリキュアのみんなと仲間のように接しているけれど、後半になるにつれて、シャロンの秘密が明かされていきます。ちょっぴり切ない部分もあったりしつつ、一筋縄ではいかないところも魅力だと思いました。
声優は「蒼穹のファフナー」でもやってきましたが、経験はそれほど多くないので、最初は不安でした。アフレコはプリキュアの声を聞きながら演じることができたので、状況をイメージしやすかったですね。

── 松本さんから見た「プリキュア」の魅力を教えてください。

松本まりか：
私自身は「美少女戦士セーラームーン」世代なのですが、こういった作品は心が躍ります。子どもの頃、土日はウキウキしながらアニメをたくさん観ていました。毎週土日が来るのが楽しみで（笑）。「プリキュア」は、あの頃の私のようなウキウキ感を持った子どもたちが観る作品だと思うと、参加できたことを改めてうれしい気持ちになります。子どもたちの夢や憧れの一部になれるなんて、素敵ですよね。

松本まりか

── 「プリキュア」や「美少女戦士セーラームーン」は、お気に入りのキャラクターを見つけて応援しながら楽しむ方も多い作品です。松本さんはどのタイプのキャラクターに惹かれますか？

松本まりか：
「美少女戦士セーラームーン」では、まずセーラームーンから入って、セーラーマーキュリー、セーラーヴィーナスにハマりました。「トロプリ」は、キュアサマーから入って、キュアラメールがいいなって思っています。まずは主人公から入って、登場人物全員の良さを知ったうえで、お気に入りのキャラクターを見つけていく感じです。子どもの頃は、いとこと一緒に「ごっこ遊び」もしていました。

── 映画ではキーアイテムとして指輪が登場します。

松本まりか：
これ、かわいいです。入場者特典では、子どもたちしか貰えないそうなのですが、大人がつけても素敵だと思います。お子さんが寝静まったあとに、こっそり借りてつけてみてください（笑）。劇中では、かわいくて、おしゃれなだけじゃなく、大切にすべき気持ちなどを教えてくれる、とても意味のある指輪です。

映画トロピカル～ジュ！プリキュア

── 物語に共感した部分はありますか？

松本まりか：
私もシャロンのように、寂しさや悲しみを抱えている時期がありました。小学校にあがる前に両親が離婚をしたのですが、当時は離婚が今ほど多くなく、すごく恥ずかしく感じていたんです。友達にも打ち明けられなくて、大きな秘密を持っているような感覚でした。聞かれたくない、触れてほしくない話題で、その気持ちを打ち明けることもなかなかできなくて。学校が終わると、家に帰って1人で絵を描いて過ごすことが多かったです。それこそ「自分がプリンセスだったら……」という妄想にふけって、お姫様の絵もたくさん描いていました。姫キャラではなく本物のプリンセスになりきっていたのかもしれません（笑）。

── 夢が叶ったわけですね。

松本まりか：
そうですね（笑）演じることに興味を持ったきっかけも、自分以外の何かになりたかったからだと思います。子どもの世界はすごく狭くて、つらいことがあると「これが一生続いてしまうのでは」とネガティブに考えてしまうかもしれません。でも、大人になって分かったのは、そういう悩みを抱えているのは自分1人じゃないし、つらい出来事こそががんばるきっかけになるものだということです。自分の人生は自分のがんばり次第で明るくすることができる。子どもたちには夢を持ち、がんばれば叶うと信じてほしいです。

松本まりか